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Channel: 大阪大学大学院生命機能研究科
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第137回生命機能研究科研究交流会2016年5月25日(水)12時15分~13時講演:近藤滋(生命機能研究科・教授)/東純平(大学院生D5/D5)/黒田純平(博士研究員)

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【講演案内】

イントロダクション:

近藤 滋(生命機能研究科・パターン形成研究室(近藤研)・教授)

 脊椎動物の形態は、イコール骨の形態と言っても過言ではない。骨は初期発生後に作られ、しかも、成体においても成長し続ける。では、その骨の形態はどの様な原理でつくられるのか?今のところ、それを説明できる仮説はほとんど無い。今回のコロキウムでは、ゼブラフィッシュの椎骨と鰭骨がどの様にできるかに関する萌芽的な研究を2つ紹介する。

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演者: 東 純平

所属: 生命機能研究科・近藤研・大学院生D5/D5    

演題: 「トポロジー最適化による椎骨の形態形成」    

要旨: 脊椎動物の椎骨は体軸方向に体を支える椎体と神経や血管を保護する椎弓で構成されている。Zebrafishの椎体は発生初期では脊索に沿った単純な筒状構造だが、成長に連れてコーン状に縁が広がり、椎体側面にはこれを支えるような付加構造ができる。本研究ではこの付加構造が力学的最適化の結果であると仮定し、トポロジー最適化と呼ばれる形状最適化の計算手法を用いてその形状を再現できるかどうか検討した。
 
演者: 黒田 純平

所属: 生命機能研究科・近藤研・博士研究員    

演題: 「直線状に成長する魚類ヒレ骨格の形態形成を支える細胞の役割」    

要旨: 魚類のヒレ骨格はレピドトリキア(鰭条)と呼ばれる直線状に発達した骨で構成される。またそれぞれのレピドトリキアの成長末端には、アクチノトリキアと呼ばれるコラーゲン繊維が放射状に発達している。骨芽細胞はこのアクチノトリキアを足場にして新しい骨を作り出していると考えられているが、1つ1つのアクチノトリキアがどのようにして作られているのかについては明らかになっていない。本研究では、このアクチノトリキアが細胞レベルでどのようにして作られ、骨の成長にどのように関与するのかについて解析を行った。


世話人:渡邉正勝
Tel:06-6879-7997
E-mail:watanabe-m@fbs.osaka-u.ac.jp

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