$ 0 0 図1.電子顕微鏡で観察した肺炎マイコプラズマ。 図2.滑走装置の三次元構造。細胞膜を白で部分的に示してある。細胞表面上に並ぶピンク色の突起が宿主組織に張り付き、左方向に滑走する。青色と黄色の2枚のプレートは細胞内部の器官。上と下は同じものを90度回転して見た図。 図3.接着器官の細胞内部にある2枚のプレート構造。(A)図2の青色で示した薄いプレート。蜂の巣のような格子を持つ硬い構造。(B)図2の黄色で示した厚いプレート。蛇腹のように伸び縮み可能な構造。(C,D)多数の薄いプレート(A)の平均像とそのフーリエ変換像。(E,F)多数の厚いプレート(B)の平均像とそのフーリエ変換像。(G)厚いプレートの繰り返し構造の周期長の分布。大幅に伸び縮み可能な構造であることがわかる。 図4.滑走運動のメカニズム。厚いプレート(黄色)が伸びることで接着器官前方にある構造(緑色)が突起先端の細胞膜を押し細胞が前方に伸びる。厚いプレートが縮むと後方にある構造(オレンジ色)が前方に移動する。この構造変化を繰り返すことで前方に進むことができると考えられる。