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Channel: 大阪大学大学院生命機能研究科
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Pih1d3遺伝子はマウス精子の軸糸ダイニンの細胞質における組立てに必要である

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図1.Pih1d3ノックアウトマウスでは精子のダイニン腕形成が異常となる
(A)精子断面の透過型電子顕微鏡像。野生型マウスの精子では微小管上に運動装置ダイニン腕(矢頭)が観察されるがPih1d3ノックアウトマウスの精子ではダイニン腕の数が減少している(B)ダイニン腕の中間鎖サブユニットIC2の局在。野生型マウスの精子に比べてノックアウトマウスの精子ではIC2の蛋白の量が減少している。

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図2.細胞質内のダイニン腕組立てにおけるPih1d3の機能のモデル
Pih1d3蛋白はHSP70, HSP90と協調して中間鎖複合体であるIC1-IC2複合体を安定化することにより組立ての最初期に機能している。

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