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Channel: 大阪大学大学院生命機能研究科
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染色体の"駆動エンジン"を新しい場所に載せ替える仕組みを解明 - 柔軟かつ頑強な染色体の性質が明らかに

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図1.染色体と動原体の模式図。

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図2.セントロメア破壊染色体の新規DNA領域に動原体が安定に設置される手順

(上段)染色体のセントロメア部分と末端部分はヒストンH2A.Z(青)が少ない。(中段)セントロメアを破壊すると、動原体(マゼンタ楕円"A")は一過的には末端部分にも中央部分にも"仮"設置される。(下段)しかし、H2A.Zの存在する中央部分では動原体の安定維持に必要な蛋白質(緑楕円"Scm3")が安定に結合できないために仮設置された動原体はそのうちに消滅するが、H2A.Zのない末端部分ではScm3が安定に結合し、動原体Aの安定な設置が完了する。第三染色体では末端部分の動原体形成領域にも初めからH2A.Zが存在しているため、中段の"仮"設置状態の動原体しか見出されない。

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図3.不安定な動原体をもつ酵母(赤)から安定な動原体をもつ酵母(白)が出現する

白い酵母コロニーは赤い酵母コロニーから自発的に生まれてくる。白コロニー中に含まれる酵母細胞では第三染色体がさらに変化を起こしており、その動原体の設置領域からはヒストンH2A.Zがなくなっていた。

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