分野が細分化され「タコツボ」化している現代の研究の世界において、異分野について学ぶ知の越境はとても重要です。広い領域の教養が、大きな研究成果を産み研究者自身の成長を促すエンハンサーになるのです。かって「文学部長の夜」というサロン的な講演・交流会がありました。物理学から生物学、経済学に至る幅広いテーマが扱われ好評でした。生命機能研究科でも、それにあやかり生物学以外の話題提供を行いたいと思います。皆さんが持っている知的好奇心を異分野にも向け、大いに刺激を受けて下さい。
第1回の今回は、「文学部長の夜」を発案し企画されていた大阪大学文学部教授で前文学部長の金水敏先生をお招きします。金水先生は、豊田実賞、新村出賞を受賞された日本語学の泰斗であり、「役割語」という概念を提唱されており『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』(岩波書店)などの著書があります。興味深いお話しが聞けることと思いますので、皆さん奮ってご参加下さい。
生命機能研究科長 吉森保
日時
2018年9月12日(水)17:30〜
場所
吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室
演者
金水敏(大阪大学大学院文学研究科教授)
演題
私の言語研究と「人文学」のめざすところ
要旨
「役割語」研究を中心に、私の研究の概要をお話しさせていただきます。併せて、言語研究を含めた人文学が何を目指しているか、例えば生命機能研究とどのような関係にあるかという点について私の考えを示し、皆様のご意見を仰ぎたいと思います。
申し込み
学内外を問わずどなたでも参加できます!
セミナー後19時頃より、演者の金水敏先生を囲んで交流会を開催します。飲み物と軽食をご用意しております。是非ともご参加ください。なおセミナーのみご参加の方は、この申込みは必要ありません。(セミナー:自由参加、交流会:登録制)
- 生命機能研究科Dean's Night(第1回)交流会 参加申し込みフォーム
http://bit.ly/2vE3kYs
9月6日まで
問い合わせ
jimu(a)gt.med.osaka-u.ac.jp
(送信時には(a)を@に変えてください)
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/other/docs/event-20180912.pdf