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Channel: 大阪大学大学院生命機能研究科
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マウス胚ノード繊毛においては中心構造体の欠損が回転運動パターンを可能とさせるがその代償として構造配置の不安定性をまねく

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図1.体の左右マウス胚とノード繊毛の運動と構造
(A)受精後8日目のマウス胚にあるからだの左右を決める繊毛運動。通常は時計回りに回転運動をしている。(B)マウス胚にタキソール処理を行うとノード繊毛の運動パターンが乱れる方向の定まらない回転運動と平面運動を示す。(C)電子線トモグラフィーにより得られたノード繊毛の微小管配置。微小管は繊毛内で規則正しく配置されている。(D)タキソール処理を行ったマウス胚ノード繊毛の微小管配置。微小管の配置が乱れる。膜近傍にある微小管が途中から軸糸中心へ移動している。

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図2.ラジアルスポークを欠損した気管繊毛は回転運動を示す。また、微小管配置が摂動に対して脆弱になる。
(A)ラジアルスポークを欠損した気管繊毛の運動。通常気管繊毛は平面運動を示すが、この変異体では時計回りの回転運動を示す。(B)タキソール処理をした気管繊毛の運動パターン。野生型気管繊毛の運動パターンははタキソール処理により変化しない。一方でラジアルスポークを欠損した気管繊毛はタキソール処理により反応し方向の定まらない回転運動になる。(C-D)ラジアルスポークを欠損した気管繊毛の断面構造。ラジアルスポークを欠損する事により気管繊毛内の微小管の配置が乱れるが、頻度は低い。一方、タキソール処理を行うと微小管の配置が乱れる頻度が増加する。

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