日程:2013年10月2日(水)、3日(木)、4日(金)
連日:午後1時から4時10分(3限 1:00-2:30、4限 2:40-4:10)
場所:大阪大学吹田キャンパス、生命機能研究科ナノバイオロジー棟3階セミナー室(D308号室)
大阪大学生命機能研究科・特別集中講義「数理脳科学と情報幾何への誘い」
理化学研究所脳科学総合研究センター
甘利 俊一先生
数理脳科学は、脳の回路における情報処理の奥に潜む基本原理を、数理科学として構築することを目指している。現実の脳はこの基本諸原理を永年の進化の過程を経て、極めて複雑な形で実現している。諸原理は、極めて単純な要素的理想的な回路を用いて提示できるはずである。これを数理脳科学への誘いとしたい。
本講義では、統計神経力学、神経場の力学、学習と自己組織の力学など、簡単なモデルを用いて数理的な考察を進める。また、神経パルスの解析などでは情報幾何を用いるので、それについても触れるつもりでいる。
参考文献:
少し古いが
甘利俊一、神経回路網の数理、産業図書、1978
最近の計算論的神経科学の教科書としては
R. Abbot and P. Dayan, Theoretical neuroscience: computational and mathematical modeling of neural systems. MIT Press, 2001.
また、情報幾何はいま単行本を執筆中であるが、しっかりしたものとしては(難しいが) S. Amari and H. Nagaoka, Methods of Information Geometry, American Mathematical society and Oxford University Press, 2000 (岩波応用数理講座、「情報幾何」、1993の拡張翻訳版)
連絡先:北澤 茂 kitazawa@fbs.osaka-u.ac.jp
連日:午後1時から4時10分(3限 1:00-2:30、4限 2:40-4:10)
場所:大阪大学吹田キャンパス、生命機能研究科ナノバイオロジー棟3階セミナー室(D308号室)
大阪大学生命機能研究科・特別集中講義「数理脳科学と情報幾何への誘い」
理化学研究所脳科学総合研究センター
甘利 俊一先生
数理脳科学は、脳の回路における情報処理の奥に潜む基本原理を、数理科学として構築することを目指している。現実の脳はこの基本諸原理を永年の進化の過程を経て、極めて複雑な形で実現している。諸原理は、極めて単純な要素的理想的な回路を用いて提示できるはずである。これを数理脳科学への誘いとしたい。
本講義では、統計神経力学、神経場の力学、学習と自己組織の力学など、簡単なモデルを用いて数理的な考察を進める。また、神経パルスの解析などでは情報幾何を用いるので、それについても触れるつもりでいる。
参考文献:
少し古いが
甘利俊一、神経回路網の数理、産業図書、1978
最近の計算論的神経科学の教科書としては
R. Abbot and P. Dayan, Theoretical neuroscience: computational and mathematical modeling of neural systems. MIT Press, 2001.
また、情報幾何はいま単行本を執筆中であるが、しっかりしたものとしては(難しいが) S. Amari and H. Nagaoka, Methods of Information Geometry, American Mathematical society and Oxford University Press, 2000 (岩波応用数理講座、「情報幾何」、1993の拡張翻訳版)
連絡先:北澤 茂 kitazawa@fbs.osaka-u.ac.jp