【講演案内】
演者:立川 正志(独立行政法人理化学研究所 望月理論生物学研究室・研究員)
所属:独立行政法人理化学研究所 望月理論生物学研究室
演題:「物理シミュレーションによるゴルジ体形成過程の再現」
要旨:
真核細胞のオルガネラはそれぞれ形態と深くリンクした細胞機能を担っているが、その小ささ故形態変化の直接観測は困難で,動態を含めた包括的な理解には至っていない.オルガネラの小ささは一方で,熱ゆらぎが支配的なスケールであることを示しており、物理的なメカニズムに基づく形態形成・維持の理解が期待されるシステムでもある。そこで我々は物理モデルに基づくオルガネラの形態形成メカニズムの研究を進めている。今回我々はゴルジ体に注目し、細胞分裂時に断片化したゴルジ体が再集合する過程の物理シミュレーションによる再現に成功した。シミュレーションの解析から、ゴルジ体が自己組織化的に形成されることを見出し、安定な再現のための分子的基盤と動力学的な条件を求めた。
世話人:近藤 滋(生命機能研究科 パターン形成研究室(近藤研)・教授)
Tel:06-6879-7975
E-mail:skondo@fbs.osaka-u.ac.jp
演者:立川 正志(独立行政法人理化学研究所 望月理論生物学研究室・研究員)
所属:独立行政法人理化学研究所 望月理論生物学研究室
演題:「物理シミュレーションによるゴルジ体形成過程の再現」
要旨:
真核細胞のオルガネラはそれぞれ形態と深くリンクした細胞機能を担っているが、その小ささ故形態変化の直接観測は困難で,動態を含めた包括的な理解には至っていない.オルガネラの小ささは一方で,熱ゆらぎが支配的なスケールであることを示しており、物理的なメカニズムに基づく形態形成・維持の理解が期待されるシステムでもある。そこで我々は物理モデルに基づくオルガネラの形態形成メカニズムの研究を進めている。今回我々はゴルジ体に注目し、細胞分裂時に断片化したゴルジ体が再集合する過程の物理シミュレーションによる再現に成功した。シミュレーションの解析から、ゴルジ体が自己組織化的に形成されることを見出し、安定な再現のための分子的基盤と動力学的な条件を求めた。
世話人:近藤 滋(生命機能研究科 パターン形成研究室(近藤研)・教授)
Tel:06-6879-7975
E-mail:skondo@fbs.osaka-u.ac.jp