当研究科の濱田博司特別教授が2014年度の慶應医学賞受賞者に選ばれました。慶應医学賞は医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げた研究者を顕彰するものであり、過去にノーベル賞受賞者を6名輩出しており、国内の他大学において他に類を見ない顕彰制度です。今回は、濱田博司博士が20年間を通して進めてきた「左右軸を中心とした哺乳動物胚発生の分子制御機構」の研究業績に対する授賞です。
慶應医学賞websiteで詳細をご覧いただけます。以下に濱田博司特別教授の受賞者コメントを掲載します。
この度、慶應医学賞受賞の栄誉に浴すること大変光栄に思います。推薦して頂きました先生方、選考委 員の先生方、慶應義塾医学振興基金の方々に深く感謝致します。今回の受賞は、発生生物学の謎である体 の非対称性が生じる機構を明らかにするために、一つ一つの重要な問題と辛抱強く向き合ってきた結果と 思います。東京都臨床医学総合研究所で偶然に始まった研究を、大阪大学大学院生命機能研究科で継続し、 20年間を通して数多くの優秀な共同研究者とともに進めてきました。またその間、国内外の数多くの研 究者に協力して頂きました。これら共同研究者の方々に深く感謝します。(慶應医学賞「受賞者からのコメント」より)
授賞式および受賞記念講演会は11月27日(木)に慶應義塾大学信濃町キャンパス北里講堂で開催される予定です。