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Channel: 大阪大学大学院生命機能研究科
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細胞集団運動を制御する細胞間情報伝達の様式が発生段階によって切り替わることを解明


リソファジー:損傷膜の認識機構&LC3-II脂質化はどこで起こるのか/Rubiconは骨芽細胞の分化を負に制御している

平成31年度(2019年度)博士課程第3年次編入学試験(4月入学)合格者受験番号一覧

ルビコン増加は老化のサインである

2019年02月26日(火)掲載 吉森教授、中村准教授(細胞内膜動態研究室)らのグループが、ルビコン増加が老化のサインであることを明らかにしました。

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2月15日(金)に吉森保教授(大学院医学系研究科 遺伝学/大学院生命機能研究科 細胞内膜動態研究室)及び中村修平准教授(大学院医学系研究科 遺伝学/高等共創研究院/大学院生命機能研究科 細胞内膜動態研究室)のグループは、モデル生物でルビコンを抑制するとオートファジーが活性化し、加齢に伴う老化現象の改善と寿命延伸に繋がることを発見したと記者発表しました。

また、吉森教授は、「『役に立つか立たないか判らない』基盤研究からこそ大きなイノベーションが産まれるということを広く世に知ってもらいたい」と常々考えており、日本が世界をリードしているオートファジー研究の社会実装に向けて準備を進めつつあることも同時に報告しました。

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右から吉森保教授、中村修平准教授

プレスリリース内容の詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/events/achievement/yoshimori-20190219/

平成32年度生命機能研究科入試説明会

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生命機能研究科入試説明会

日時

平成31年3月30日(土)10:00〜(9:30~受付開始)

場所

生命システム棟2階(▶アクセス・問い合せ

日程

〈午前の部〉10:00〜12:00

  • 10:00~研究科長挨拶
  • 10:10~入試概要説明及び質疑応答
  • 10:45~研究室紹介
  • 12:00~アンケート回収

〈午後の部〉13:00~

  • 研究室訪問(▶訪問可能研究室一覧については、詳細が決まり次第アップいたします)

2019年03月08日(金)16:30〜17:30 ユニークな骨格幹細胞が成長板軟骨の休止細胞層に存在する

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講演は日本語で行われます。

日時

2019年3月8日(金)16:30〜17:30

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 ナノバイオロジー棟3階 セミナー室

演者

水橋孝治(ミシガン大学歯学部矯正小児歯科)

演題

ユニークな骨格幹細胞が成長板軟骨の休止細胞層に存在する

要旨

骨格幹細胞は、軟骨細胞、骨芽細胞、骨髄間質細胞などの多様な細胞を作り出すことにより、骨の成長と維持を司る。我々は以前、マウス長管骨軟骨細胞群中に骨格細胞の前駆細胞が存在することを示唆する報告を行った。今回我々は細胞系譜の解析を行った結果、生後成長板軟骨の休止細胞層に骨格幹細胞が存在し、長期に渡り成長板軟骨の維持に貢献することを明らかとした。この骨格幹細胞はまず増殖軟骨細胞へと分化し、さらに従来アポトーシスにより細胞死を迎えると考えられていた終末分化細胞である肥大化軟骨細胞へと分化したのち、骨髄まで到達して骨芽細胞および骨髄間質細胞に転分化した。また増殖層の軟骨細胞は、休止軟骨細胞中から分泌される副甲状腺ホルモン関連ペプチド(PTHrP)によるフォワードシグナルと、肥大化軟骨細胞から分泌されるインデアンヘッジホッグ(Ihh)によるリバースシグナルにより協調性に維持されており、これらの細胞が骨格幹細胞の運命を厳密に制御する役割を果たしていた。この巧妙な機構により幹細胞の維持とその娘細胞の恒久的な供給が保証され、生後の長管骨の長軸方向への成長が維持されていると考えられる。

参考文献

  1. Ono, N., Ono, W., Nagasawa, T. and et al.
    A subset of chondrogenic cells provides early mesenchymal progenitors in growing bones.
    Nat. Cell Biol., 16, 1157-1167 (2014)
  2. Mizuhashi, K, Ono, W., Matsushita, Y., Sakagami, N., Takahashi, A., Saunders, T.L., Nagasawa, T., Kronenberg, H.M., and Ono N.
    Resting zone of the growth plate houses a unique class of skeletal stem cells.
    Nature Nov; 563 (7730): 254-258 (2018)

世話人

長澤丘司
Tel: 06-6879-7967


http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/seminar/docs/fbs-seminar-nagasawa-20190308.pdf

細胞動態と遺伝子発現状態を結ぶ


2019年03月15日(金)18:00〜 グローバルに活躍できる人材とは?

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今回はFBSカフェ初!企業の方を講師にお招きします!グローバルに活躍するにはどんなスキルがいるんだろう?海外の人と円滑にビジネスを進めるコツは?企業の研究事情や海外でのビジネスなど、ここでしか聞けない話が盛りだくさんです!軽食片手に楽しみましょう!

日時

2019年3月15日(金)18:00〜
(18:00~講演会、19:30~懇親会)

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室・ラウンジ

演者

堀田豪(大日本印刷株式会社 研究開発センター 部長)

演題

グローバルに活躍できる人材とは?
ビジネスで役立つ実践英語と心構え

参加費

無料

どなたでも参加可!参加費無料!軽食・ドリンクでます!

申し込み

http://zqmuu.qr.ai

当日飛び込み参加も歓迎ですが、できる限り事前登録をお願いします!

問い合わせ

fbs.cafe(a)gmail.com
(送信時には(a)を@に変えてください)


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http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/other/docs/event-20190315.pdf

仮想時空間に心機能を再現する生体機能シミュレーター"e-Heart"

2019年03月22日(金) セントロメア特異的なヌクレオソームに含まれるコアヒストンが8量体を形成する意義

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日時

2019年3月22日(金)16:00〜17:00

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 ナノバイオロジー棟3階 セミナー室

演者

市川雄一((公財)がん研究会・がん研究所・がん生物部)

演題

セントロメア特異的なヌクレオソームに含まれるコアヒストンが8量体を形成する意義

要旨

真核生物のゲノムDNAはクロマチンとして細胞核内に収納されている。クロマチンを構成する基本単位はヌクレオソームと呼ばれ、H2A、H2B、H3、H4の各ヒストンタンパク質を2分子ずつ含むヒストン8量体に、DNAが巻きついた構造をしている。ところが、セントロメア領域においてはヒストン8量体を含む通常型のヌクレオソーム(octasome)だけでなく、各ヒストンを1分子ずつしか含まない特殊なヌクレオソーム(hemisome)の存在が示唆されており、どちらのヌクレオソーム構造がセントロメアの機能において重要なのかという点が論争の的であった。この点を明らかにするためには、上記の異なる会合状態を細胞内でコントロールする必要がある。我々は、ヒストン8量体の中心に位置するH3 homodimerに着目し、H3の相互作用部位に変異を導入することで、heterodimerを優先的に形成する改変型H3(H3X, H3Y)の作製に成功していた。そこで、出芽酵母のセントロメア特異的なH3バリアントであるCse4にこのシステムを応用し、改変型Cse4(Cse4X, Cse4Y)を作製することで、細胞内でoctasome(Cse4X/Cse4Y heterodimerを含む)とhemisome(Cse4XまたはCse4Yの片方のみを含む)をコントロールする系を構築した。解析の結果、セントロメアが正常に機能するためには、Cse4を2分子含むoctasomeが必須であることが示された。一方で、Cse4X/Cse4Y heterodimerを用いてドメイン解析を行った結果、キネトコアタンパク質との相互作用に重要なCse4のN末端またはC末端領域は、octasome中に1箇所存在すれば十分に機能することが明らかになった。これらの知見に基づき、セントロメアの機能におけるヒストン8量体形成の意義について考察を行う。

参考文献

  1. Ichikawa et al. eLife, 6: e28836 (2017)
  2. Ichikawa et al. eLife, 7: e37911 (2018)

世話人

深川竜郎
Tel: 06-6879-4428
E-mail: tfukagawa@fbs.osaka-u.ac.jp


セミナー前後に市川博士と個別に面談したい方は、深川までご連絡ください。


http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/seminar/docs/fbs-seminar-fukagawa-20190322.pdf

小胞体膜タンパク質生合成経路によるミトコンドリア特異的オートファジーの制御

長澤丘司教授が日本学士院賞に選ばれました。

運動する細胞における前後極性の自己組織化

2019年03月18日(月)掲載 大学院生命機能研究科「春の学校2019」今年も盛況でした!

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「春の学校2019」が3月7日、8日に開催され、全国の学部生と本研究科の教員・大学院生、総勢90名が参加しました。みのお山荘(一泊)での講義・討論・座談会は、学部生からの意見も大変活発で、教員も大いに刺激を受けた様子。

初日は、学部生と大学院生からの自己紹介からスタート。皆さんのドキドキ・ワクワク感などが会場に広がって場も和みました。各研究室紹介では、研究内容の説明に加えて、ユーモアありで本研究科の「おもろい研究」の醍醐味が伝わったでしょうか。

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また、討論会では、社会で話題になっているトピックから研究生活やキャリアに至るまで、学部生からの質問、教員・大学院生からの経験談、ホンネトーク、賛成か反対かに分かれて意見交換を行う場面があり「もう終了時間なの?」となるぐらいの盛り上がりをみせました。

2日目は、キャンパスでの研究実習や見学をとおして、研究科の雰囲気を体感、学部生の方には研究科をまるごと知っていただくよい機会となりました。

参加者が話して、聞いて、体験できる2日間となりました。

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CRISPR-Cas9の分子機構とゲノム編集ツールの開発・物理チャネルの分子機構

CRISPR-Cas9の分子機構とゲノム編集ツールの開発・物理チャネルの分子機構

2019年05月08日(金)12:00〜13:00 皮膚炎とIL-25

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日時

2019年5月8日(金)12:00〜13:00

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室

演者

中江進(東京大学医科学研究所)

演題

皮膚炎とIL-25

要旨

生活環境下において、ヒトは様々な金属や化学物質に暴露されています。毛染めやアクセサリーなどによって起こる皮膚のかぶれは金属や化学物質に繰り返し接触することによって発症するアレルギー性皮膚炎(接触皮膚炎)の一つです。接触皮膚炎の炎症誘導に、インターロイキン25(IL-25)が関わっていることがわかりました。従来、IL-25は、肺や腸管では2型免疫応答(IL-4, IL-5やIL-13などの産生)を誘導し、好酸球の浸潤を伴う炎症を誘導するサイトカインと考えられていましたが、皮膚では3型免疫応答(IL-17の産生)の活性化を促進することにより好中球の浸潤を引き起こす作用があることがわかりました。IL-25による皮膚炎の誘導のメカニズムを紹介します。

世話人

水野紘樹
Tel: 06-6879-3881


http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/seminar/docs/fbs-seminar-mizuno-20190508.pdf

環境変化に応じたべん毛モーターの固定子再編成における自律的制御

Expression and function of cyclic phosphate-containing RNAs: a hidden layer of the transcriptome

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