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楔前部の外部座標系ニューロン


博士課程4年の大西真駿さんがThe EMBO JOURNAL Poster Gold Prizeを受賞しました。

2018年06月22日(金)掲載 大阪府北部で発生した地震に関する、研究科の現状報告

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6月18日に発生した大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

当研究科でも被害が出ており、特に8階建てのナノバイオロジー棟の上層階に多大な損壊を被りました。地震による被害が大きかった研究室では現在は復旧に向けて破損物の撤去や修復作業が順次進められておりますが、高価な実験設備の損壊・故障も多数あり復旧への懸念が出ています。

下記は地震当日、特に被害の酷かった研究室写真(一部)です。

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一方で、幸いにも比較的新しいビルや低層建物では被害報告がなかったという研究室もございます。研究科内でも協力し合って、できる限り早く通常の研究体制に戻れるようにしてゆきたいと思っております。

災害に際して、研究者個々人に対しあるいは研究科に対して各地からのお問い合わせやお見舞いのお言葉、ありがとうございます。

皆様どうぞご理解、今後共ご支援ご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。

生命機能研究科 研究科長 吉森 保

2017年07月04日(水)18:00〜 サイエンス・カフェでカフェ・サイエンスを

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コーヒーを飲みながらの話題なら、まずそのコーヒーについてでしょう。というわけで今回はコーヒーについて話します。といっても、私はコーヒー輸入業者でも喫茶店マスターでもなく生物学者なので、モカとキリマンの違いや焙煎のコツよりも、コーヒーのどんな成分がどんな薬効をもつのかについて(主に)話したいと思います。少々のトリビアも混ぜながら、ちょっとした実験にもトライしながら、楽しく。( 小倉教授)

日時

2018年7月4日(水)18:00〜

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 ラウンジ

演者

小倉明彦(大阪大学大学院生命機能研究科 名誉・招へい教授)

演題

サイエンス・カフェでカフェ・サイエンスを


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http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/other/docs/event-20180704.pdf

2018年07月10日(火)16:00〜17:00開催 研究者の挑戦

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日時

2018年7月10日(火)16:00〜17:00

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室

演者

井上浄(株式会社リバネス 取締役副社長CTO/熊本大学薬学部 先端薬学教授/慶應義塾大学薬学部 客員教授)

演題

研究者の挑戦 〜アカデミアとベンチャーにおける研究のスゝメ〜

要旨

リバネス設立の経緯と現在の事業、研究者としてベンチャーを立ち上げる真意についてお話します。大学の研究者でありながら起業し、ベンチャー企業を経営しながら研究開発を行う自身の活動とサポートしている研究者の活動をご紹介します。言葉にすると簡単ですが、大学と企業の両立は容易ではありません。本セミナーでは、自身の経験と現在サポートする大学発研究開発型ベンチャー企業の紹介を通して、チャレンジングな研究者のコアに迫り、彼らと描く研究の未来もご紹介いたします。

世話人

吉森保

問い合わせ

企画室
06-6879-4645
fbs-kikaku(a)fbs.okasa-u.ac.jp
(送信時には(a)を@に変えてください)


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http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/other/docs/event-20180710.pdf

運動のリズム、脳のリズム

Microbiome Control of Oogenesisショウジョウバエ生殖細胞の発生と成熟過程を制御する分子メカニズム

原因を区別して運動を修正する脳の仕組みを解明


2018年7月20日(金)16:20〜 マーモセット前頭皮質からの投射マッピングプロジェクト

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日時

2018年7月20日(金)16:20〜

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室

演者

渡我部昭哉(理化学研究所 脳神経科学研究センター)

演題

マーモセット前頭皮質からの投射マッピングプロジェクト

要旨

前頭前皮質(Prefronal cortex: PFC)は、霊長類、特にヒトで著しく拡大した高次脳中枢であり、自閉症や、統合失調症などの精神疾患の原因部位だと考えられている。霊長類のPFCには、ネズミと相同性の高い領野の他に、ネズミには見られない顆粒性PFCのような細胞構築を示す領域が存在しており、進化的な意味でも、臨床的な意味でも興味深い脳領域である。PFCの機能を総合的に理解するためには、その神経結合は重要な手がかりになる。近年マウスでは、システマチックにトレーサーを注入し、神経結合の全体像、いわゆる「コネクトーム」を明らかにしようという動きがある。この動きは、古典的な解剖学を単にスケールアップしたというだけでなく、脳全体をシステムとして定量的に理解しようという新しいアプローチだと私は考えている。我々は、同様のアプローチは、霊長類においても有効だと考え、南米原産の小型のサルであるコモンマーモセットを用いたPFC投射マッピングプロジェクトを2014年に開始した。マーモセットは、300-500gと小柄で、脳もしわがないシンプルなものでありながら、顆粒性PFCを含め、マカク、ヒトとよく似た皮質構造を有しているため、「ネズミ」と「ヒト」をつなぐ重要な霊長類モデルになるだろうと期待した。

手法としては、TET増幅系を組み込んだAAVベースの順行性トレーサーをマーモセット一頭あたり、1箇所に注入し、二光子連続トモグラフィー法(STPT)を使った、高感度、高精細3Dイメージングを試みている。各脳は、STPT前に、ex vivo MRIで撮像し、参照用の3Dテンプレートにレジストレートすることで、解剖アノテーション、定量、データ統合を行う。AAVトレーサーは、シナプス結合部位だけでなく投射経路の軸索も標識するので、拡散強調画像による投射解析との比較も視野に入れている。今回のトークでは、背外側PFCへの注入例を中心に、本プロジェクトで得られつつあるデータを紹介し、マウスデータとの比較から見えてきた霊長類脳の特徴についてお話ししたい。

世話人

木津川尚史
Tel: 06-6879-7991
E-mail: kit@fbs.osaka-u.ac.jp

2018年07月12日(木)掲載 「研究者の挑戦」実施報告を追加しました。

2018年07月70日(月)16:00〜17:30 Genetic evolution of cerebral cortex size determinants

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Date/Time

July 30, 2018 (Mon), 16:00-17:30

Place

3F Seminar Room, Nanobiology Building

Speaker

Dr. Víctor Borrell (Institute of Neuroscience, CSIC-UMH, San Juan de Alicante, Spain)

Title

Genetic evolution of cerebral cortex size determinants

Abstract

Cerebral cortex size differs dramatically between reptiles, birds and mammals owing to developmental differences in neuron production. In mammals, signaling pathways regulating neurogenesis have been identified, but genetic differences behind their evolution across amniotes remain unknown. I will present recent data from our laboratory showing that direct neurogenesis from Radial Glia Cells, with limited neuron production, dominates the avian, reptilian and mammalian paleocortex, whereas in the evolutionarily recent mammalian neocortex most neurogenesis is indirect via basal progenitors. Our experiments of gain- and loss-of-function in mouse, chick and snake embryos, and human cerebral organoids, demonstrate that high Slit/Robo - low Dll1 signaling, via Jag1/2, is necessary and sufficient to drive direct neurogenesis. Attenuating Robo signaling and enhancing Dll1 in snakes and birds recapitulates the formation of basal progenitors and promotes indirect neurogenesis. Our study identifies modulation in activity levels of conserved signaling pathways as a primary mechanism driving the expansion and increased complexity of the mammalian neocortex during amniote evolution.

Host

Nobuhiko Yamamoto
Tel: 06-6879-4636
E-mail: nobuhiko@fbs.osaka-u.ac.jp


http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/seminar/docs/fbs-seminar-yamamoto-20180730.pdf

博士課程4年の大西真駿さんがThe EMBO Journal Poster Prizeを受賞しました。

博士課程3年の畑中岳さんが第14回Asia Pacific Conference on VisionでBest Student Conference Poster賞を受賞しました。

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認知脳科学研究室(藤田一郎教授)の畑中岳さんが2018年7月13〜16日に、中国杭州市で開催された第14回Asia Pacific Conference on Visionにおいて、Best Student Conference Poster賞を受賞しました。

受賞対象になった発表は「Processing of color in areas V1 and V4 of the monkey: Encoding-model analysis of neural responses to natural movies recorded with 2-photon calcium imaging techniques」です。

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2018年08月02日(木)掲載 甲斐歳恵教授が最近の研究の紹介とともに、阪大のHP・GLOBAL OUTLOOKのResearch Highlightsで取り上げられました。

平成31年度(2019年度)5年一貫制博士課程入学(4月入学)【夏季】合格者受験番号一覧


平成30年度(2018年度)博士課程第3年次編入学試験(10月入学)合格者受験番号一覧

2018年08月21日(火)16:30〜18:00 中枢神経系におけるシナプス伝達の生理学

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日時

2018年8月21日(火)16:30〜18:00

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室

演者

坂場武史(同志社大学大学院脳科学研究科)

演題

中枢神経系におけるシナプス伝達の生理学

要旨

シナプス伝達の基本特性はイカの巨大シナプスや神経筋標本などによって、1990年代以降では哺乳類中枢シナプスを標本として明らかにされつつある。私たちは、げっ歯類聴覚系脳幹にあるcalyx of Heldとよばれる大型シナプスにおいて、シナプス前後部同時記録を用い、シナプスの入出力関係から神経伝達物質放出のメカニズムを明らかにすることを試みてきた。ここで得られた知見が中枢シナプス一般にあてはまるのか、つまり、すべてのシナプス前終末が同じような伝達物質放出メカニズムを持つのか、異なるとすればどこがどのように違い、結果としてどのような機能的多様性ができるのかはわかっていない。そこで、シナプス前後部から同時記録可能ないくつかの標本(海馬苔状線維-CA3シナプスなど)を比較している。また同じシナプスでも、シナプス前細胞の発火パターンによってシナプス伝達強度は短期・長期の可塑的変化を示すが、そのうちシナプス前性の可塑性に関して、伝達物質放出機構のどこがどのように変わるかを調べている。将来的にはシナプス間の機能的多様性、シナプス内の可塑性をなるべく簡単かつ統一して説明できるシナプス一般モデルを作るのが目標である。さらに、シナプス伝達メカニズムを電気生理学で調べていてもシナプス内部で何が起こっているかはわかりにくいため、全反射蛍光顕微鏡を用いてシナプス小胞などの動きを観察し、伝達物質放出メカニズムをより直接明らかにすることを試みている。

世話人

村上富士夫
Tel: 06-6879-4637
E-mail: murakami@fbs.osaka-u.ac.jp


http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/seminar/docs/fbs-seminar-murakami-20180821.pdf

私の言語研究と「人文学」のめざすところ

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分野が細分化され「タコツボ」化している現代の研究の世界において、異分野について学ぶ知の越境はとても重要です。広い領域の教養が、大きな研究成果を産み研究者自身の成長を促すエンハンサーになるのです。かって「文学部長の夜」というサロン的な講演・交流会がありました。物理学から生物学、経済学に至る幅広いテーマが扱われ好評でした。生命機能研究科でも、それにあやかり生物学以外の話題提供を行いたいと思います。皆さんが持っている知的好奇心を異分野にも向け、大いに刺激を受けて下さい。

第1回の今回は、「文学部長の夜」を発案し企画されていた大阪大学文学部教授で前文学部長の金水敏先生をお招きします。金水先生は、豊田実賞、新村出賞を受賞された日本語学の泰斗であり、「役割語」という概念を提唱されており『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』(岩波書店)などの著書があります。興味深いお話しが聞けることと思いますので、皆さん奮ってご参加下さい。

生命機能研究科長 吉森保

日時

2018年9月12日(水)17:30〜

場所

吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室

演者

金水敏(大阪大学大学院文学研究科教授)

演題

私の言語研究と「人文学」のめざすところ

要旨

「役割語」研究を中心に、私の研究の概要をお話しさせていただきます。併せて、言語研究を含めた人文学が何を目指しているか、例えば生命機能研究とどのような関係にあるかという点について私の考えを示し、皆様のご意見を仰ぎたいと思います。

申し込み

学内外を問わずどなたでも参加できます!

セミナー後19時頃より、演者の金水敏先生を囲んで交流会を開催します。飲み物と軽食をご用意しております。是非ともご参加ください。なおセミナーのみご参加の方は、この申込みは必要ありません。(セミナー:自由参加、交流会:登録制)

  • 生命機能研究科Dean's Night(第1回)交流会 参加申し込みフォーム
    http://bit.ly/2vE3kYs

9月6日まで

問い合わせ

jimu(a)gt.med.osaka-u.ac.jp
(送信時には(a)を@に変えてください)


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http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/other/docs/event-20180912.pdf

平成31年度大阪大学入学者選抜における検定料免除について

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 大阪大学では、大規模災害における被災者の経済的負担を軽減し、受験生の進学機会の
確保を図るため、平成31年度入学者選抜において、次のとおり検定料免除の特別措置を
講じます。

◆免除対象者及び必要書類
 「検定料免除申請書」の様式も掲載しております。

◆申請手続方法
 ①免除対象者のうち、入学試験を受験済みの方
 ・・・必要書類を大学院係へご提出ください。返還手続きについてご案内をいたします。

 ②免除対象者のうち、今後出願をされる方
 ・・・出願時に、出願書類とあわせて検定料免除にかかる必要書類を提出してください。
    手続きを行う場合は、出願時に検定料を払い込まないでください。

【問い合わせ先】
 大阪大学生命機能研究科 大学院係
 TEL:06-6879-4421
 Mail:seimei-daigakuin@office.osaka-u.ac.jp
 (メールで問い合わせる際は、件名に【入学検定料免除】と記載してください) 


   

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